たこ焼きも私も世話が焼ける
全てを諦めたくなる瞬間がある。
なぜ頑張っているのかよく分からず、忙しい自分に溺れる瞬間がある。
そんな瞬間を今迎えてしまった。マリオの強制スクロールみたいに追いつかれてしまった。一旦ここで死ぬが、いつかまた復帰することは可能だ。
そんなこんなで
私は今、大学に行けていない。
親に迷惑をかけているのは分かるが、憂鬱でどうしても行けない。課題が増えれば増えるほど鬱になるし、鬱になればなるほど課題が増えてゆく。
今日は単位のことを相談するために、大学のメンタルヘルスセンターに行った。なんと呼べばいいのか分からないが、相談員の方は優しかった。父親とは正反対だった。適切な対応をされればきっと自分も適切な処置ができるのだろう。父親とは距離を置きたいので学生寮の話を聞いて帰った。
帰りに銀だこのたこ焼きを食べた。たこ焼きの世話を焼いている人はお母さんのようだったし、たこ焼きは可愛らしい赤子であった。たこ焼きが成人してソースをかけられる成長過程を私はじっと見ていた。
しかし、前の人が「だんらんパック」二箱を頼んだためその子達は搾取された。
悔しかったのでしっかりと成長過程を見て一人一人のたこ焼きを味わって食べた。